今年度アメフクラガエル入荷(このバーから購入サイトに行けます)

アメフクラガエルの飼い方【かんたん図解】初心者からプロまで対応

目次

フクラガエル入荷情報

今年もアメフクラガエルが入荷しましたね。

今年はちょっと高くて2万円以上が相場のようです。

大手ペットショップ・チャームさんの通販では早速売り切れでした。

こちら⬇️の楽天市場のサイトでもすぐに売り切れると思いますので飼いたい人は即購入をお勧めします。そのほうがカエルのコンディションがいい可能性も高いです😆

(なお、このお店と僕は関係ありません。念のため)

————- 以下が記事本文です ————

 

 

ぶれびログの飼育方法、説明が長すぎる

飼育器具の具体例と購入先が書いてない

図がなくてわかりにくい

こんにちは。ふくら博士(自称)です

なんと、こんな感じのご意見を伺ってしまいました(もう少しマイルドでしたけど)😅😅

ふくら博士

すみません!
簡単なまとめを書きました!

ということで、この記事では「アメフクラガエルの飼い方」(⬇️)に書いた内容を写真を入りで簡単にまとめました

このページを読むだけでかんたんにアメフクラガエルが飼育できます!

この飼い方は 20 頭のアメフクラガエルを 8 年以上飼えているやり方です

コンスタントに抱接(カエルの交尾)も見られるので、繁殖狙いでも最適解に近いと思います

飼い方の詳しい説明や論理的根拠が知りたいときは上記ページを見てください

では行ってみましょう

飼い方まとめ

はじめに飼い方をまとめます

  • 黒土 5L に1匹の密度で飼う
  • 週一で餌(コオロギSS-S)をあげる
  • 週一でスポンジで土を湿らせる
  • 3〜6ヶ月に一度土を全部交換する

基本はこれだけです

では機材などをみていきましょう

飼育容器完成形

セッティグ後の飼育容器の写真です

必要なものは「ケース・黒土・スポンジ・温度湿度計」の4点のみ

ここで紹介するものだと 4,000 円弱で全て揃います

次に個別の飼育用品とセッティングを説明します

アメフクラガエルの飼育ケースと土【2頭飼育の場合】

1つのケースで 2頭のカエルを飼育する場合を説明します

ケース

およそ35 x 20 x 25(幅・奥行・高さ)cm3 のプラケースを準備します

湿度が高くならないように、通気性のいいメッシュのフタがついたケースを選びましょう

ケースの例

ふくら博士

アメフクラガエル飼育セットとして売られているケースは小さすぎます

壁を登って逃亡することがあるのでしっかりフタがしまるケースを使いましょう

黒土を 10 L 以上準備します

堆肥入りのものはダメです

僕は下の黒土を使っていました(送料0円で通販の中では割安。ホームセンターのでもOK)

ふくら博士

アメフクラの用の土にはいろいろな説がありますが

黒土だけでいいです!

ネットにはヤシガラや腐葉土などを入れると書いてあることが多いですがこれは余計です。絶対に入れないようにしましょう

セッティング

土の深さが 10〜15 cm になるように黒土を入れます(およそ10 L)

10〜15 cm 土を入れる
ふくら博士

およそ土・5 Lに対して1頭

最大でも10 Lで4頭まで!

3〜6ヶ月に一度の頻度で土は全部交換します

土の水分コントロール

土が乾燥しすぎないようにスポンジを使って水分を補給します

食器洗い用のスポンジを準備します

スポンジの例(百均ので大丈夫です)

スポンジの周りの白いネットを切って、スポンジに水をたっぷりと含ませます

そのスポンジを容器のはじに寄せて置きます

1週間に一度スポンジを洗い、水を含ませて同じところにおきます

これだけでOK。霧吹きは不要です

ふくら博士

初めてセッティングでは
『水を足してから1-2時間後ぐらいにケースのおよそ半分の土が乾いている』ぐらいにスポンジに水を含ませる回数を調整(⬇️)してください

上のケースでスポンジ10回分ぐらいです

水はゆっくりとしみていくのでしばらく時間がかかります

ふくら博士

次の給水時(水を足してから1週間後)には、水が全体に広がって、乾いている場所と濡れているところがわからなくなりますがそれが普通です

完全に乾燥しなければ(黒土が灰色になっていなければ)、土の半分が濡れていなくても週にスポンジ1回の水やりで大丈夫です

土の交換時や、土の乾燥が気になるという方は、上のように土の半分が湿るように給水してください

これ以上は湿度が高すぎです

ふくら博士

湿らせすぎは厳禁です

ネットで容器の側面から水を注いで土の底を湿らすという説明がありますが、湿度高すぎになるのでやめましょう

ネットの説明でよくある(お皿状の)水入れも不要です

空気の湿度コントロール【特にしません】

ケースが普通の湿度の部屋に置いてあり、通気性の良いフタを使っていれば特別なことは必要ありません

強いていうなら 30 〜 70 %程度であれば問題ないです

温度・湿度計の例

ビバリア ツインメーター NEO

温度・湿度計(ちょっと大きい。ケースの外用)

Phyxiul温湿度計

温度・湿度計(両面テープで貼るタイプ)

餌の種類と大きさ

餌は、活コオロギ。僕はフタホシ(クロ)を使っていましたが、イエコでもいいです

オスならSSサイズ(5 mm以下)

メスであればSサイズ5〜10mm程度

大きめのオスならS でもいいです

餌の量・頻度

繁殖を狙う場合は、1週間に

オスではSSサイズのコオロギを大さじ2杯程度(およそ100匹)

メスではSサイズのコオロギを手で一掴み(およそ80匹)

を目安に餌を与えます

大きめのオスなら S サイズで大丈夫です

この量は目安なので、下に書いた方法で適切な量を決めましょう

繁殖を狙わないなら、もっと少ない餌の量、たとえば1ヶ月に一度の餌やりとか、 1週間にコオロギ10匹などでも飼育できます

目的にあわせて餌の量を変えましょう

餌のやり方

週に一度掘り出して別のプラスチックケースに移してコオロギを与える

もしくは

掘り出さずに飼育ケースの土の上にコオロギを撒きます

掘り出す場合

土の入っていない小さめのプラケースを準備し、そこにフクラガエルを移します

ケースに移すとおしっこをすることが多いので、しばらく待ってからコオロギを撒きます(⬇️)

おしっこをしたらおしっこを拭き取り、コオロギが溺れないようにします

下の図はおしっこをされてしまった(ダメな)例です。コオロギが溺れるので、おしっこは速やかに拭きます

掘り出しての餌やり
おしっこされた前にコオロギを撒いたダメな例

コオロを少しずつ撒きながら10〜15分間ぐらい食べたいだけ食べさせます

残ったコオロギを飼育ケースの土の上に撒きます

掘り出さない場合

コオロギを飼育ケースの土の上に直接撒きます

撒いてから2〜3日に一回コオロギが減っているかを確認します

ぜんぜん減っていなければ掘り出して餌をあげて、食べるか確認しましょう

減ってはいるけど残っているコオロギが多い場合は、餌の量を減らしましょう

コオロギが全部いなくなっている場合は餌を増やしましょう

ふくら博士

個人的には掘り出し推奨ですが、かまいすぎないことが非常に重要です
人間との接触は最低限にしましょう!!

なお雄が鳴いている時は繁殖が近いので掘り出さないようにしましょう

飼育温度と管理

飼育温度

温度は土の温度で20-25℃

基本低めがいいです。20℃がお勧めです

25度を超える温度は不可です

温度計をケースの中に入れて温度を測っておきましょう

上に書いた温度湿度計でいいです

保温の方法

温度を 20-25℃ にする一番楽な方法は、エアコンつけっぱなしです

楽な上に確実です。電気代を気にしなければ間違いなくベストです

*** 基本はここまでですここから先の項目はオプションです ***

お金をかけていいのなら、インキュベーター(爬虫類用)を使えば面倒がなく、エアコンも不要です

インキュベーターの例

爬虫類インキュベーター 

10〜40℃ 内径:幅33 x 奥行32 x 41高さ(49 L)

インキュベーターを使う場合は、ちょっと小さくなりますが中に入るケースを使いましょう

ケース例

夏はエアコンを使って、冬はパネルヒーターで保温するという方法もあります

パネルヒーターだと温める力が足りなかったり、土が均一に温まらないので、この方法はおすすめしません

どうしてもやるなら下の写真のように

  • サーモスタットをつかう
  • ケースの広い面にパネルを貼る
  • サーモスタットの設定温度を25℃にする
  • サーモスタットの温度センサー(プローブ)をパネル貼った近くの土中に設置する
  • センサーのコードを出す部分の隙間がなくなるようにテープで止める

こうやれば大きな事故は避けられるはずです

サーモスタットとパネルヒーターの例

すごく寒いときはパネルヒーターだとパワー不足なのでエアコンを使いましょう

照明

アメフクラガエルの飼育に特別な照明はいりません。間接光が入る部屋の中にケースがあれば問題ないです

一応僕はタイマーを使って12時間周期で部屋全体に明暗をつけてました

ほぼ不要ですが、一応ライトを使いたいという方は、タイマー付きの安価なLEDライトを使うといいでしょう

LEDライトの例

水槽用 照明 ledライト

 30〜45 cm 水槽対応 タイマーつき

日常の世話

日々のメンテナンス方法をまとめます。

  • 週一で餌を与える(もっと少なくてもいい)
  • 週一で湿らせたスポンジを土の上に置く
  • 3〜6ヶ月に一度土を全部交換する

たったこれだけです

ほぼ週一の世話なので簡単です

大事な点としてカエルを必要以上に触ったり、かまったりしないことです

可愛いカエルとスキンシップを取りたいという気持ちはよくわかります

でもカエルにはストレスです

カエルは状況に慣れるだけで、なつくことはありません

カエルの調子が悪いときは、以下の記事をお読みください

オス・メスの見分け方

基本的には大きさでしか見分けられません

大きい個体がメスで、小さい個体が雄です

35 mmを超えたいたら、ほぼメスだと言えます

成熟したメスは卵を持っていることが多いです

お腹を覗いてみて、5mm 程度の黄色い球がいくつか見えたらメス確定です。

オスの判別はすこし難しいですが、同じ時期に入荷した個体の中で小さめのものは大抵オスです

確定するのは飼育したときに広告音で鳴いたときです

詳しくはアメフクラガエルの雌雄判別【オス・メスの違いは?】をご覧ください

まとめ

この記事でお分かりかと思いますが、アメフクラガエルの飼育はとっても簡単です

寿命は十年以上ありますので、なるべく長く飼ってあげてくださいね

より詳しい飼い方やそれぞれの項目の理屈を知りたい方は以下の記事をご覧ください

このブログでは引き続きフクラガエルの情報を発信していきます。

次の記事もご期待ください!

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この記事を書いた人

フクラガエルの正しい知識を広めるために活動している者です。アメフクラガエルの飼育法決定版を書きました。ぜひ見てください。フクラガエルの生態や、野生のフクラガエルに会いに行くアフリカ旅行の記事も書きます。

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